変わった名前のビーチ名に目がテンになった方も多いでしょう。
実は35というのは、滑走路の侵入方向の方位で、ENDはその端にあるという意味です。
滑走路は、飛行機の進入方向の方位を、真北から時計回りに測った角度の下一桁を切り捨てた01から36までの数字で表されます。
下地島空港の滑走路は、北側から飛んで来る飛行機から見ると、ほぼ南の、北から約170度の角度の方向に向かって伸びているので、この滑走路の番号は、下一桁を切り捨てた「17」というわけです。
この空港が建設されたのは1973年(昭和48年)で、埋め立てで空港や波消しブロックが作られた結果、砂付きが変わって17END方向に流れ、堆積したそうです。
つまり空港が作られなかったらこんなにきれいな浜ではなかったということ。
不思議なことに湾の向こう側の有名な佐和田の浜はそれほどきれいではないのに、17END側は本土では見られないようなコーラルブルーで熱帯魚も豊富です。
浜にエントリーするには、波消しブロックを伝っていくしかないという足元の悪さですが、その魅力ゆえ、常に人がいます。